水を飲む

ここでは、便秘を解消するための選択肢の一つ、水を飲むということについて、知っておきたいことと注意点をご紹介します。

水を飲むことによる効果

人間の体は、多くが水分で構成されていることは知っていますよね。水が足りなくなると、体が水不足になってしまいます。意外と水不足になっている人は多いでしょう。汗をかいたり、排せつによって足りなくなっているのです。

水不足には熱中症、脱水といった症状もありますが、知らず知らずのうちに招いているのが便秘。水が不足している人は、水が足りている人に比べて、便秘になりやすいこともわかっています。

便秘解消のためには、とにかく不足しないように水を飲むこと。これが大切です。

水を飲むことがどうして良いの?

便が排出しやすくなる

水分がない状態の便って、排出するのが大変ですよね。固くなってしまうので、便意を感じても物理的に排出できなくなり、大腸に溜まってしまいます。大腸に長く滞在している便は水分をどんどん奪ってしまうため、より一層固くなって蓋となり、新たな便も出なくなる…という悪循環です。水分が多めの便は、するっと排出できるため、溜まる前に出すことができます。

腸に刺激を与える

水は、胃腸に適度な刺激を与えます。水を飲むことで、それに胃腸が反応し、脳に信号を送ります。信号を受けた脳が、便意を起こすように促してくれて、便を排出しやすくするのです。もちろん、便意を感じても便が出やすい状態になっていないといけないのですが、まずは便意を起こすための方法として、水は効果的といえるでしょう。

飲むタイミング・量

水を飲むタイミングでおすすめなのは、朝起きたときです。コップ1杯分ぐらいを飲みましょう。胃に水が入ることで、重さがでます。これで大腸が刺激されるスイッチが入るため、自然と便秘を感じられるようになるでしょう。

朝起きたときはコップ1杯ですが、それだけで終わりではありません。1日分で水は2リットルぐらいが理想です。これは体重50㎏の人を基準としているので、それ以上の体重の人は、2リットルよりも多く飲むようにしましょう。

朝1杯分飲んでから、その後はこまめに、のどが渇く前に飲むようにしてください。1日2リットルと考えると、そんなに飲めないと思うかもしれませんが、コップ1杯を150ミリリットルとしたら、13杯ぐらいです。分けて飲めば飲みやすくなりますね。

また、温度にも気を付けましょう。温度は冷たいほうがいい、温めたほうがいい、常温がいい…などいろいろと言われていますが、温度によって得られる効果は少しずつ異なります。冷たい水を飲むと、胃腸反射を起こすことができます。水による刺激を受けて大腸が活発になるというお話をしましたが、冷たい方がより刺激になりますよね。しかし、ここで気を付けたいのが胃腸の不調です。冷たい水で胃腸がびっくりしてしまう恐れもあるので、無理はしないでくださいね。

反対に、温めたお湯を飲むのもいいとされています。腸内で固くなった便がほぐれやすくなります。腸の壁にくっついてしまった宿便と呼ばれる便も排出しやすくなりますね。また内臓も温まります。寒いと大腸や小腸も縮こまってあまり動いてくれません。温めると、排便運動が正常に行われるため、便の排出をサポートしてくれます。

飲みすぎに注意

水の量で気を付けてほしいのは、飲みすぎです。たくさん飲んだほうがいいとは言っても、飲みすぎると水中毒を起こす恐れもあります。低ナトリウム血症という症状です。血液中のナトリウムが薄くなりすぎてしまうので、疲労感が出やすくなります。

2リットルを目安として、1日に必要な量の水を飲みましょう。